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とふぉふぉ・・・

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2009年 06月 30日

きれいな心

何度も書いてる、行きつけの飲み屋さんの話をまた書きます♪

以前、その飲み屋さんのママ、奈々江さんとそのご主人は

       すごく清らかな意志をもった人なんです って書きました。

    僕はそんなお二人や、そこに集まってくるお客さんたちが大好きです。

僕は毎週水曜日に、お店に顔を出すんですが、

 先週は珍しく、水曜に行けず、金曜に顔を出しました。

  その金曜日、いつもどおりに年季の入った戸を開け、暖簾をくぐりながら、

   「こんにちは~♪」

   って声をかけ、頭を上げると、じぃーーーっと奈々江さんが僕の顔を見て、

    数秒、間があいたあと、

   「ホッとした。」

    って言ってくれました。

  僕は奈々江さんがどうして、ホッとしたのかが分かるまで、数秒かかりました。

    本当によくしてくれる奈々江さんにも、旦那さんにも、常連さんたちにも本当に感謝してます。


  この日は最後、奈々江さん、旦那さん、僕の三人になり、

   お店を閉めた後も、店の片づけをしながら、一時間ほど三人で色々と話しました。

  その話の中で、 旦那さんがいい感じに酔いながら、こんなことを言いました。

   「20周年の記念祝典が、一番の “花” だったなぁ。」

  すると、奈々江さんも、

   「そうだねぇ。」

   って懐かしそうに相槌を打ちました。

  どんなお祝いの様子だったのか、すごく知りたくなって、

   色々と 20周年の記念祝典 について尋ねたんですが、

     予想以上・・・  というか、想像とは規模が全然別物で、ビックリしました!


   祝典に参加した人・・・  250人以上

     雨対策に巨大なテントを貼り、

        演歌歌手を呼び、

          町長さんの挨拶があり、

              ステージを作り、、、 その上には奈々江さんと、旦那さん♪

                      花火を打ち上げた

                                ・・・・・・・・・ということです。

    そして何より驚いたことは、演歌歌手を奈々江さんたちが呼んだ以外は、

     全てお客さんたちが、お金を出し、 時間を割き、、、 準備してくれたということです・・・

   今もお店を訪れる、いつもは着の身着のままな、常連さんたちが、

       スーツを着て、祝典の受付役を買って出ていたようです(^^@

    話を聞きながら、祝典の様子を想像しただけでも、 心がおどりましたー♪


   こんな盛大な 記念祝典を、お客さんが開いてくれる お店って他にあるんでしょうか???

    この話からも、如何に奈々江さん、旦那さんが、

      まっとうに、思いやりをもって、誇り高く生きてこられたかが、よく分かります。

     人を愛することができる、お二人だからこそ、

       多くの方から愛されているのだと思います。

   そんなお二人に、出会えて僕は幸せです。

    お店はもうあと長くても、1年は続けない、とのことです。

      年齢がお二人とも、70歳を越えていて、体にこたえるとのことです。

        すごく残念ですが、お店最後の日まで、一緒に時間を過ごさせてもらいます。

   そしてその後も、なんらかの形で、交流を続けてゆけたら、、、って思ってます(^^

by oriotia | 2009-06-30 22:28


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