2009年 09月 18日
僕自身の 「見かた」 、とりわけ「人の見かた」は、 すごく肯定的だと思います。 もっと言うと、「違い」 を人に見出したとき、ほとんど全ての場合、 僕にはそれが 「魅力」 に感じられます。 そのために、僕が幼い頃、母が僕に 「あんたのええところは、人を褒めて、悪いことを言わないところや。」 って言ってくれたのだと思っています。 そんな、僕の 「人の見かた」 を、なぜそういう風になったか、ちょっと考えてみました。 で、 行き着いた先は、やっぱり、「祖父」 でした♪ 祖父は、人にも自分にも厳しい人でしたが、 陰口や後ろ向きなことは絶対に口にしませんでした。 「 人は年を重ねることで、老いるのではなく、 人は夢と希望を失ったとき、老いるのである。」 と書かれた色紙を、自分の書斎に飾っていました。 祖父は、いつも前向きな心で、物事を捉えていました。 そんな祖父の言葉で僕が最もよく覚えているものがあります。 僕が小学校1,2年の頃だったと思います。 当時流行っていた 『ファミコン』 を祖父の家にもってゆき、 弟と一緒にそのファミコンで遊んでいました。 父や母にとって、ファミコンは悪いものであり、 僕もファミコンをするということに、いつもどこかで罪悪感を感じていました。 でも祖父が口にしたことは、当時の僕にとってすごく印象的なものでした。 ゲームをしている弟と僕を見て、 「今の技術は大したもんや。 こういうコンピュータゲームも、いくらかは、やっとかないかん。 将来、こういうもん(ゲームのコントローラー)で、 ロボットなり、機械なりを動かすのが当たり前になる時代がくるかもしれん。」 この発言を聞いたとき、はっきりと僕は、 「おじいちゃんは、他の大人とは違う。」って感じました。 僕は正直に言うと、小さい頃から、大人のものを見る目に大きな疑問をもっていました。 子どもを前にしたとき、失礼な振る舞いをとったり、 不誠実な考え方を押し付けたりする大人は少なくありません。 そんな様子を目の当たりにする度に、当時の僕は 「大人ってなんでこんな変なこと言うんやろ?するんやろ?」という疑問を持ちました。 でも「大人は子どもより偉い」と信じていた面もあったので、 「僕に大人の“偉さ”が分からないのは、 あるとき人は突然、“子ども”から“大人”に変化して、 考え方が全然別物に変わってしまうからなんかも!?」 って本気で思っていました(^^; そんな僕にとって、誰に対しても常に誠実な根拠をもって 言葉を発する祖父が、異質に映り、深く尊敬するようになりました。 そんなものの見かたを、やっぱり僕は祖父に習っているのだと思います♪ よりよい方向に、ものを捉えようとした場合、自ずと肯定的になることが多いのだと思います。 そのような「人の見かた」が、上に書いたような、 僕についての母の言葉につながっているのではないかと思います。 そしてだからこそ、子どもと接するときは、 誠実に物事を考えて、誠実な言葉を伝える必要があると思います。 その「誠実さ」が子ども達の成長する方向に大きく影響すると思うからです。 「邪魔」という言葉があります。 話し言葉で使うと、かなりきつい言葉で、相手を見下していなければあまり発しません。 でも、 子ども達に、 「邪魔!」って言ってしまう大人はかなり多いと思います。 どんな関係であれ、「言ってはいけない言葉」 は 「言ってはいけない言葉」 です。 無意識に使っている言葉が、子ども達の心を、 大人も子ども達自身も気づかないまま、 えぐっているということに敏感になる必要があると思います。 お父さん、お母さんが、物事を誠実に優しく見ていたなら、 子ども達はきっと、誠実で優しい目をもった人になってくれると思います。
by oriotia
| 2009-09-18 01:02
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